葬送の影と、捨てるということについての問題点~メルヴィン集まれ~
2017年4月15日 MTG コメント (4)
※ジャッジではありませんので本日記には大きな間違いが含まれている可能性があります。申し訳ありませんが、ご了承ください。
※以下のコメントを禁止します。「なぜそんな無駄なことを考えるのか?」
だって気になるんですもん。
まずはAKHの期待の新人、葬送の影。
葬送の影 1黒
インスタント
あなたの墓地にある、あなたがこのターンにサイクリングしたか捨てたカードをすべてあなたの手札に戻す。
これと、マッドネスが絡んだ時が問題となります。
マッドネス
702.34a マッドネスは二つの能力からなるキーワードである。一つは、カードが手札にあるときに影響を与える 常在型能力、もう一つは、一番目の能力が適用されたときに機能する誘発型能力である。「マッドネス [[[コスト]]]/Madness [cost]」は、「プレイヤーがこのカードを捨てるなら、このカードは捨てられるが、このカードを墓地に置く代わりに 追放する」と「このカードがこの方法で追放されたとき、オーナーは、マナ・コストではなく[[[コスト]]]を支払うことでこのカードを唱えてもよい。そうしないなら、そのプレイヤーはこのカードを自分の墓地に置く」の二つの意味を持つ。
リリースノートから抜粋
* あなたがマッドネスを持つカードを捨てて、それを唱えなかったなら、《葬送の影》はそれをあなたの墓地に見つける。あなたがそのカードを唱えたなら、《葬送の影》はそれをあなたの墓地に見つけない。
んで、これの何が問題なのか。
”このターンにあなたが捨てたカード”とは何か?
感覚的には上記裁定は受け入れやすいのですが、問題はこの定義。
ちょっと話をそらしますが、MtGには、”領域を移動したカードは新しいオブジェクトとして扱う”というルールがあります。修復する天使で生き物をブリンクして、相手の除去を躱すことができるのは、このルールのおかげです。
さて、マッドネスが誘発すると、捨てられたカードは、
①唱えない場合
手札→追放領域→墓地
②唱える場合
手札→追放領域→スタック→(スペルなら)墓地or(パーマネントなら)戦場
というように領域を移動します。
昨年のルール変更により、これ以外の動きはありません(手札から直接墓地には行かない)。
この際、カードが果たして”捨てられた”という記憶を持つことができるのか、というのが今回の疑問の焦点となります。
そもそも捨てられたカードは、捨てられたという記憶を持つのか?
実は”捨てられた”という記憶を持つかどうかに言及するカードは、長いMtGの歴史の中で一枚もなかったので、これが問題となることはこれまでありませんでした。
強情なベイロスやロクソドンの強打者を初めとする、手札破壊対抗カードたちは?とお思いになるかもしれませんが、これらのカードはすべて領域変更誘発もしくは置換効果であるため、このような問題は起こりません。(イベントの発生後、即見るため、記憶問題が起こらない。)
総合ルールを見返しても、”捨てられたカード”の定義はありません。
一般的な捨てるという行為の中で、もしも手札にある間に捨てられた、とみなされるとしましょう。この場合、墓地に移動した時点でオブジェクトはその記憶を失います。つまり墓地に捨てられていますが、ルール上、その記憶を維持することができない。こうなると、なんと普通に捨てたカードすら葬送の影では手札に戻せません!
では捨てるという行為の中で墓地に置かれた時に捨てられたという記憶を持つとします。でもこうすると、マッドネスで唱えた場合、捨てるという行為の中で最終的に墓地に置かれているため、捨てられたという記憶を持つことになってしまう=葬送の影で手札に戻せてしまう。さらにこの定義の問題は、一般的な捨てるにおいても”捨てられた”という記憶を残りのゲームの間中、忘れることができないということ。うーん、まあ、とはいえこれはさすがに気にしなくていいかな?あ、この定義だとネファリアのアカデミーがいると、捨てるというイベントは発生するけど、捨てられたカード、が存在しなくなるや。
解決策
思いつかないんだよなぁ・・・。
捨てられたカード、の定義を、手札から墓地に置かれたカード(他の領域を経由した場合は捨てられたカードとみなさない)、として、その記憶を墓地に落ちた時点で持つ、でいいのですが、マッドネスとの絡みをどう折り合いをつけたもんか。この場合、マッドネスを持つカードは捨てて唱えなかったときに葬送の影で戻せない、となるのですが、感覚的に全然すっきりしないです。カードを捨ててはいるけど、捨てられたカードはいない。けものはいても、のけものはいない。
捨てるって何だよ(哲学)。
捨てられた、がゲシュタルト崩壊したのでもう寝ます。
どうなるのかなー。
※以下のコメントを禁止します。「なぜそんな無駄なことを考えるのか?」
だって気になるんですもん。
まずはAKHの期待の新人、葬送の影。
葬送の影 1黒
インスタント
あなたの墓地にある、あなたがこのターンにサイクリングしたか捨てたカードをすべてあなたの手札に戻す。
これと、マッドネスが絡んだ時が問題となります。
マッドネス
702.34a マッドネスは二つの能力からなるキーワードである。一つは、カードが手札にあるときに影響を与える 常在型能力、もう一つは、一番目の能力が適用されたときに機能する誘発型能力である。「マッドネス [[[コスト]]]/Madness [cost]」は、「プレイヤーがこのカードを捨てるなら、このカードは捨てられるが、このカードを墓地に置く代わりに 追放する」と「このカードがこの方法で追放されたとき、オーナーは、マナ・コストではなく[[[コスト]]]を支払うことでこのカードを唱えてもよい。そうしないなら、そのプレイヤーはこのカードを自分の墓地に置く」の二つの意味を持つ。
リリースノートから抜粋
* あなたがマッドネスを持つカードを捨てて、それを唱えなかったなら、《葬送の影》はそれをあなたの墓地に見つける。あなたがそのカードを唱えたなら、《葬送の影》はそれをあなたの墓地に見つけない。
んで、これの何が問題なのか。
”このターンにあなたが捨てたカード”とは何か?
感覚的には上記裁定は受け入れやすいのですが、問題はこの定義。
ちょっと話をそらしますが、MtGには、”領域を移動したカードは新しいオブジェクトとして扱う”というルールがあります。修復する天使で生き物をブリンクして、相手の除去を躱すことができるのは、このルールのおかげです。
さて、マッドネスが誘発すると、捨てられたカードは、
①唱えない場合
手札→追放領域→墓地
②唱える場合
手札→追放領域→スタック→(スペルなら)墓地or(パーマネントなら)戦場
というように領域を移動します。
昨年のルール変更により、これ以外の動きはありません(手札から直接墓地には行かない)。
この際、カードが果たして”捨てられた”という記憶を持つことができるのか、というのが今回の疑問の焦点となります。
そもそも捨てられたカードは、捨てられたという記憶を持つのか?
実は”捨てられた”という記憶を持つかどうかに言及するカードは、長いMtGの歴史の中で一枚もなかったので、これが問題となることはこれまでありませんでした。
強情なベイロスやロクソドンの強打者を初めとする、手札破壊対抗カードたちは?とお思いになるかもしれませんが、これらのカードはすべて領域変更誘発もしくは置換効果であるため、このような問題は起こりません。(イベントの発生後、即見るため、記憶問題が起こらない。)
総合ルールを見返しても、”捨てられたカード”の定義はありません。
一般的な捨てるという行為の中で、もしも手札にある間に捨てられた、とみなされるとしましょう。この場合、墓地に移動した時点でオブジェクトはその記憶を失います。つまり墓地に捨てられていますが、ルール上、その記憶を維持することができない。こうなると、なんと普通に捨てたカードすら葬送の影では手札に戻せません!
では捨てるという行為の中で墓地に置かれた時に捨てられたという記憶を持つとします。でもこうすると、マッドネスで唱えた場合、捨てるという行為の中で最終的に墓地に置かれているため、捨てられたという記憶を持つことになってしまう=葬送の影で手札に戻せてしまう。さらにこの定義の問題は、一般的な捨てるにおいても”捨てられた”という記憶を残りのゲームの間中、忘れることができないということ。うーん、まあ、とはいえこれはさすがに気にしなくていいかな?あ、この定義だとネファリアのアカデミーがいると、捨てるというイベントは発生するけど、捨てられたカード、が存在しなくなるや。
解決策
思いつかないんだよなぁ・・・。
捨てられたカード、の定義を、手札から墓地に置かれたカード(他の領域を経由した場合は捨てられたカードとみなさない)、として、その記憶を墓地に落ちた時点で持つ、でいいのですが、マッドネスとの絡みをどう折り合いをつけたもんか。この場合、マッドネスを持つカードは捨てて唱えなかったときに葬送の影で戻せない、となるのですが、感覚的に全然すっきりしないです。カードを捨ててはいるけど、捨てられたカードはいない。けものはいても、のけものはいない。
捨てるって何だよ(哲学)。
捨てられた、がゲシュタルト崩壊したのでもう寝ます。
どうなるのかなー。
コメント
ずるいぞ!!