vsランタンコントロール②ランタンミル突破編
2017年11月27日 lantern control
何が悲しい、てここから述べる戦略は、vsランタンコンでしか活用できないということです。あ、ズアーの運命支配デッキ相手にも役立つかな?
このランタンコンを相手取るには必須だけど、それ以外のゲームでは考える必要のないテクニックが、ランタンミル突破の肝となります。
前回の罠橋突破編でお伝えしたカードを、ランタンコンは全力で無力化してきます。その最たる手段が洞察のランタンでデッキトップを確認し、有効札を取り除く、という方法です。このロックは、ミル(ライブラリトップを削るカード)が場に多ければ多いほど強固となります。
ではこれへの対処手段を、また思いつく限り述べていきます。
1.破壊/追放/無力化する
・罠橋と同様、直接的な破壊札だけでなく、CIP/cast誘発で同様の効果を得られるものも有効です
・石のような静寂は、間違いなく刺さるカードの一つ
・抑制の場も、ミル複数回の起動を妨げるため、十分に効果があります
1.5.神聖の力線(/魔女封じの宝珠/神々の神盾)
・無効化する、のカテゴリに近いカードですが、戦略上重要な位置づけとなるため項を変えます
・vsランタンコントロールにおいて、本カード群はハンデスを避けるということ以上に写本裁断機を無効化するという大変大きな役目を持ちます
・理由の一つは、有効なミルが減ることによってライブラリ操作をし損なう確率が上がること
・もう一つは、ランタンコンの勝利までの時間を大幅に伸ばせることです。これは、写本裁断機以外のミルが両者のライブラリを削る効果であるためライブラリ枚数に差がつかないことによります。ランタンコン側はこれに対し、(力線を壊す以外には)アカデミーの廃墟でひたすらライブラリを修復し続けるしかありません。
・上記2つは表裏となり、少ないミルで長ターンのゲームを乗り越えるというとても困難なプランを押し付けることができます
・メインでの力線の破壊手段は仕組まれた爆薬。サイド後は、大渦の脈動。それぞれ1枚づつが標準です。加えて、原基の印象や自然の要求が入ってくることがあります。これらを写本裁断機で使い回すことがランタンコン側の解答です。
2.追加のドロー手段
・相手のミルよりも多くのドロー手段がある場合、ミル起動よりもたくさんカードを引けることとなりロックは解除されます
・継続的なドローソースとしては、特に針/遠眼鏡で止められない不屈の追跡者が優秀です
・他、アズカンタの探索や薄暮見の徴募兵といったライブラリから直接手札に追加するカードも、ランタンミルを全否定できます
・1回限りのドローでも、思考掃きはライブラリトップが相手にもわからない状態でドローしたり、相手のライブラリトップを操作することのできる応用の効く1枚です
・彩色の星/宝珠はマナ能力なので針/遠眼鏡で指定することができず、特に宝珠はカードを引くまでがマナ能力であるため、ドローをミルで妨害することができません
・こういった特別なカードではなくとも、カードを1枚引く、という効果はミルを1枚無効化できるに等しく、サイドインできるならばすべてしてしまって構わないと思っています
・あとは、作り変える者に腐っている四肢切断をぶつけて無理やりドローする、という手段もあったっけ
・サーチも有効です。ただしいくつかのカードは、墓掘りの檻で止められる可能性が高いです
3.ライブラリのシャッフル
・シャッフルのタイミングの最適は、「相手がすべてのミルを起動し終えた後」です。そのタイミングでシャッフルを起動し、有効牌がトップに来ることを祈ります
・ランタンコンを用いていて、一番、対戦相手のミスが出たのはここでした
・「ライブラリトップの有効牌が落とされそうだからシャッフルする」は、その有効牌がなくなると確実に負ける時でなければ悪手であると思っています
・相手がミルを構えている状態で「ライブラリトップが不要牌なのでシャッフルする」はさらに悪手で、現状に対してほぼ確実に改善をもたらしません
・が、ガマンできずにそれをしてしまう相手が一定数いたのも事実
・ランタンコン側も状況を理解しているので、相手にシャッフル手段が見えている時はミルを1つ2つ残し続けることがあります。こうなると、ミルが増えれば増えるほど不利になっていくため、どこかで腹を決めてシャッフル手段を切り(有効牌が続くことを)祈らなければならないでしょう
・ランタンコン側の壊されたくない土地も多いので判断は難しいですが、幽霊街は自分の土地に起動することも心の隅に置いてください。なお、幽霊街自身を対象としても能力がフィズるのでシャッフルはできません
・ランタンコン相手でサイド後に抜くカードがない時、流刑への道を残すのは決してうれしい選択ではないですがありです
4.初手に抱え込む
・手札の中、がランタンコン相手に最も安全な隠し場所です
・ランタンコン側のハンデスは、審問2、蛮行2、囲い3が一般的です
・また、ランタンコン側は「ハンデスがないからマリガンする」という選択は確実に取ってこない(ランタンミル揃えて罠橋置くことが最優先)ので、初手に抱えた対抗札がそのまま残る可能性は高いです。逆にハンデスされたとしてもミルの枚数が減ることに繋がり、その場合はドローで有効牌を引ける可能性が高まります
・つまり、土地まみれのスカスカでキープすることは絶対に避け、たとえスクリューの危険性があっても有効牌の多い初手をキープすることをお勧めします
・土地をすべてはじき続けられてしまうという裏目はあるにはあるのですが
5.墓地からのキャスト/回収
・古の遺恨や炎の中の過去、瞬唱、世界を壊すものが該当します
・ランタンコン側は檻、ピュクシス、外科的摘出で対応します
なんかまだまだ言い足りない気もしないでもないですが、③投了のタイミング編につづく、かも。
このランタンコンを相手取るには必須だけど、それ以外のゲームでは考える必要のないテクニックが、ランタンミル突破の肝となります。
前回の罠橋突破編でお伝えしたカードを、ランタンコンは全力で無力化してきます。その最たる手段が洞察のランタンでデッキトップを確認し、有効札を取り除く、という方法です。このロックは、ミル(ライブラリトップを削るカード)が場に多ければ多いほど強固となります。
ではこれへの対処手段を、また思いつく限り述べていきます。
1.破壊/追放/無力化する
・罠橋と同様、直接的な破壊札だけでなく、CIP/cast誘発で同様の効果を得られるものも有効です
・石のような静寂は、間違いなく刺さるカードの一つ
・抑制の場も、ミル複数回の起動を妨げるため、十分に効果があります
1.5.神聖の力線(/魔女封じの宝珠/神々の神盾)
・無効化する、のカテゴリに近いカードですが、戦略上重要な位置づけとなるため項を変えます
・vsランタンコントロールにおいて、本カード群はハンデスを避けるということ以上に写本裁断機を無効化するという大変大きな役目を持ちます
・理由の一つは、有効なミルが減ることによってライブラリ操作をし損なう確率が上がること
・もう一つは、ランタンコンの勝利までの時間を大幅に伸ばせることです。これは、写本裁断機以外のミルが両者のライブラリを削る効果であるためライブラリ枚数に差がつかないことによります。ランタンコン側はこれに対し、(力線を壊す以外には)アカデミーの廃墟でひたすらライブラリを修復し続けるしかありません。
・上記2つは表裏となり、少ないミルで長ターンのゲームを乗り越えるというとても困難なプランを押し付けることができます
・メインでの力線の破壊手段は仕組まれた爆薬。サイド後は、大渦の脈動。それぞれ1枚づつが標準です。加えて、原基の印象や自然の要求が入ってくることがあります。これらを写本裁断機で使い回すことがランタンコン側の解答です。
2.追加のドロー手段
・相手のミルよりも多くのドロー手段がある場合、ミル起動よりもたくさんカードを引けることとなりロックは解除されます
・継続的なドローソースとしては、特に針/遠眼鏡で止められない不屈の追跡者が優秀です
・他、アズカンタの探索や薄暮見の徴募兵といったライブラリから直接手札に追加するカードも、ランタンミルを全否定できます
・1回限りのドローでも、思考掃きはライブラリトップが相手にもわからない状態でドローしたり、相手のライブラリトップを操作することのできる応用の効く1枚です
・彩色の星/宝珠はマナ能力なので針/遠眼鏡で指定することができず、特に宝珠はカードを引くまでがマナ能力であるため、ドローをミルで妨害することができません
・こういった特別なカードではなくとも、カードを1枚引く、という効果はミルを1枚無効化できるに等しく、サイドインできるならばすべてしてしまって構わないと思っています
・あとは、作り変える者に腐っている四肢切断をぶつけて無理やりドローする、という手段もあったっけ
・サーチも有効です。ただしいくつかのカードは、墓掘りの檻で止められる可能性が高いです
3.ライブラリのシャッフル
・シャッフルのタイミングの最適は、「相手がすべてのミルを起動し終えた後」です。そのタイミングでシャッフルを起動し、有効牌がトップに来ることを祈ります
・ランタンコンを用いていて、一番、対戦相手のミスが出たのはここでした
・「ライブラリトップの有効牌が落とされそうだからシャッフルする」は、その有効牌がなくなると確実に負ける時でなければ悪手であると思っています
・相手がミルを構えている状態で「ライブラリトップが不要牌なのでシャッフルする」はさらに悪手で、現状に対してほぼ確実に改善をもたらしません
・が、ガマンできずにそれをしてしまう相手が一定数いたのも事実
・ランタンコン側も状況を理解しているので、相手にシャッフル手段が見えている時はミルを1つ2つ残し続けることがあります。こうなると、ミルが増えれば増えるほど不利になっていくため、どこかで腹を決めてシャッフル手段を切り(有効牌が続くことを)祈らなければならないでしょう
・ランタンコン側の壊されたくない土地も多いので判断は難しいですが、幽霊街は自分の土地に起動することも心の隅に置いてください。なお、幽霊街自身を対象としても能力がフィズるのでシャッフルはできません
・ランタンコン相手でサイド後に抜くカードがない時、流刑への道を残すのは決してうれしい選択ではないですがありです
4.初手に抱え込む
・手札の中、がランタンコン相手に最も安全な隠し場所です
・ランタンコン側のハンデスは、審問2、蛮行2、囲い3が一般的です
・また、ランタンコン側は「ハンデスがないからマリガンする」という選択は確実に取ってこない(ランタンミル揃えて罠橋置くことが最優先)ので、初手に抱えた対抗札がそのまま残る可能性は高いです。逆にハンデスされたとしてもミルの枚数が減ることに繋がり、その場合はドローで有効牌を引ける可能性が高まります
・つまり、土地まみれのスカスカでキープすることは絶対に避け、たとえスクリューの危険性があっても有効牌の多い初手をキープすることをお勧めします
・土地をすべてはじき続けられてしまうという裏目はあるにはあるのですが
5.墓地からのキャスト/回収
・古の遺恨や炎の中の過去、瞬唱、世界を壊すものが該当します
・ランタンコン側は檻、ピュクシス、外科的摘出で対応します
なんかまだまだ言い足りない気もしないでもないですが、③投了のタイミング編につづく、かも。
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