2017年をモダンで振り返る①けちストーム【ストームは衰退しました?】
て日記を年末年始のヒマを持て余して残そうかと思いました。
ご存知かとは思われますが、わたくし、Friendly Leagueしか回しておらず、そんな人の戯言ですので、どうか気楽に聞き流してください。
1回につきデッキ1つを軸として振り返る構成を取るつもりですが、日記の総回数は決めてません。飽きたらおしまい。
それと、2017年と言ってはいますが、そこまで振り返っても昔すぎるので大体ここ4か月のお話がメインとなります。

死ぬほどお暇な方のみ、よろしければお付き合いください。
突っ込みなど、いつものように歓迎しております。

それでは。

ギタクシア派の調査とゴルガリの墓トロールの禁止から始まった2017年。
遵法長バラルを手に入れたストームは、メダリオン(バラル&ゴブリン)8枚体制(時に7枚だけど)を築き、けちを用いた"けちストーム"として現在の形となりました。
https://www.mtggoldfish.com/deck/757416#paper

9月頃のフレンドリーリーグでは、あたる総数は間違いなくトップ。これはおそらくキルターンの安定性と、デッキの値段の安さ(他のトップメタと比較して、100-150tixほど安い)によるものだったのではないかと分析しています。

しかし翻ってみるに、このデッキ、2017年の勝ち組デッキとは言い難いというのが自分の評価です。
使用者のわりに勝率が上がっていない、というか当たった相手の動きが全く強くない。
過去の赤青ストームの例にもれず、本デッキは黒緑系には苦戦を強いられますが、2017年は黒緑系にとって苦渋の年でした。にも関わらず、けちストームの活躍は期待よりも一段二段劣ったものでした。

もっとも大きな理由は、使用者によってまったく強さが変わってくるという点。特に弱いのは、とりあえず2ターン目にメダリオンを置いて、除去されてそのまま回らなくなるパターン。また、さっさとコンボに行くべきところを行けない方、逆に待つべきところでぶっぱしてしまう方もいました。本当に上手な方はこの判断が絶妙でしたが、少なくともフレンドリーリーグではそういう方に出会うのは、体感、10回に1回程度だったでしょうか。これが、使用率のわりに今一つ勝率が上がっていない1つの原因かと思います。
もう1つは、流行したためにみんなが戦い方を理解し始めたこと。けちの選び方からハンデス・カウンターの当て方、サイド後のワレンルートへの対策といったものが急速に広まった結果、けちストームは強いけれども勝ち切れないデッキという立ち位置に納まってしまったように感じています。

が、それでもこのデッキを2017年振り返りの最初に挙げたのは、依然、このデッキに不利を強いられるデッキがあり、また、当たることを想定せずにサイドボードを組むことは適切ではないと思っているからです。

このデッキを本当のエキスパートが用い、かつサイドプランも練りこまれた結果(月?帝像?パズルの欠片?)、十全の力を見せつけるタイミングが現れたとしても驚きはありません。

要約:けちストーム
①バラルによってデッキの安定性が向上した。
②黒緑系が数を減らしていることがメタゲーム上のメリット。
③サイド後の対策のされやすさから、デッキ点数としては65点。ただし使用者が熟練している場合、80点。


次回、②5cHumans【フレンズによってできることは違うからね!】に続く?

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