2017年をモダンで振り返る③黒緑/緑Tron【(中略)従って、《ウルザの塔》は禁止となります】
(お読みいただき、ありがとうございます。この前に2つ、似たような日記があります。)

2017年は、Junk/Jundと言った黒緑系のデッキにとっては苦戦を強いられた年でした。
これは何よりTronが常に一定数存在していたことが大きいと思っています。

ではなぜTronはそんなに生き生きしていたのか?

これも致命的な一押しのせいであったと考えています。
本来、TronはBurnや感染に対して脆いという欠点を抱えていました。
しかし、優良な1マナ除去の環境への新規参入は軽めの生き物で速攻をかけるデッキに対して強烈な風となりました。そして何よりTron自体がこの除去を採用することにより、こういったデッキへの耐性を持つこととなってしまったのです。
https://www.mtggoldfish.com/deck/856255#paper

こうして速攻デッキは徐々に数を減らしていき、とうとうそこへの対策を必要としなくなったTronは緑Tronとして成立するようになりました。
https://www.mtggoldfish.com/deck/856250#paper

ここ1か月くらいはTron包囲網が強まり、血染めの月や広がりゆく海、そしてイクサランで導入された廃墟の地の採用数の増加、また、現状、対Tronの急先鋒であるGrixis Shadowの増加といった動きが見られています。
Junk/Jund/ランタンコントロールといったデッキが少しずつですが見られだしているのも、Tronの勢いが抑えられてきている結果でしょうか?

そうは言っても、上記のような変化をTron自身が行うことに耐えられている以上、いまだこのデッキは強く、そして黒緑系の苦境は続きそうです。

不毛の大地を、とは言わないけれど、発展の代価くらいはモダンリーガルでもいける、か…?いやさすがに無理か?

要点:黒緑/緑Tron
①速攻デッキが抑えられている現状、メタゲームの中心に位置している。
②黒緑系への圧力は、まだ改善しなさそう。


次回、④Jeskai Tempo【副題未定Q.マジック史上、最初にテンポ・アドヴァンテージに言及したデッキは何か、答えよ】に、需要と暇があれば続く、かも?

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